日本実験動物環境研究会
Japanese Society for Laboratory Animals and the Environment


◇新着ニュース (2017年6月16日)

日本実験動物環境研究会
第60回研究会のご案内

今般本研究会では、第60回研究会(シンポジウム)を下記にて企画致しました。
つきましてはご多忙とは存じ上げますがご出席頂きますよう、ご案内申し上げます。

テーマ:米国FDAのGLP法改正におけるanimal welfareの変更点

<開催目的>
日本実験動物環境研究会は実験動物の飼養環境に関して、動物福祉の観点から情報交換を行っている。
とくに国際的な整合性についても研究を進めているが、このたび米国FDAはGLP法の改正案に関してパブリックコメントを求めた。
その改正案の内容を検討したところ、実験動物福祉に関して大きな改正を企図していることが明らかとなった。
実際的には、これまで米国内ではGLP法による動物実験はGLP法に定められたように施行することが一般的で、
動物福祉法等に記載されている方法とは若干違う形で行われていた。
しかし、今回改正にてGLP法内に動物福祉法で定められた種々の規定と整合性を持たせるよう改正を行うとの意図であるとされている。
我が国の動物福祉に関する規定は動物愛護法がその中心となるが、欧米の関連法とは異なり実験動物福祉の重要性は
概念的なものはあったとしても、詳細な規定はない。したがって、我が国のGLP省令に基づいて行われる動物実験に関しても
必ずしも詳細な規定があるわけではない。GLP省令に基づく動物実験は場合によっては数年かかるといわれており、
もし米国のGLP法が原案通りに改正されると、一年以内の施行が謳われていることから、現在行われている我が国の動物実験は
そのほとんどが米国のGLP法に適合しないこととなる。すなわち我が国でGLP省令および動物愛護法に基づいて行われた
動物実験の結果は採用されなくなる恐れがある。幸い我が国では大手の製薬企業、医療機器企業はすでにAAALAC認証を得ており、
その要件はILARの指針に適合していなければならないとされていることから、米国の動物福祉法の規定を概ね順守していることとなる。
しかし、我が国は他に3つの国内認証(検証)制度があるが、これらは必ずしもAAALAC認証が求めるものと同じ内容ではない。
結果として、我が国のGLP省令に基づいて行われている動物実験の結果がやがては国際的整合性を失う可能性が出てきた。
今回のセミナーでは現行のGLP省令における実験動物福祉の担保、行政的に求められる実験動物福祉さらにはその具体的な方法を
専門家から伺い、米国FDAが提案したGLP法改正案の実験動物福祉に関する問題を検討し、その異同を検証したうえで、今後の対策を考える

    日時:平成29年7月22日(土)13:00?16:15(受付開始12:15)
    場所:東京都健康長寿医療センター研究所 〒173-0015 東京都板橋区栄町35-2
    研究会参加費:正会員3,000円,非会員6,000円

<内容>
1.米国FDAが提案したGLP法改正案 −特に実験動物福祉に関して−    13:00-13:45
                                黒澤努(鹿児島大学)
2.(仮)我が国のGLP省令とanimal welfare               13:45-14:15
                      杉山和良((独)医薬品医療機器総合機構)
(休憩)
3.(仮)GLP省令におけるQAの役割:animal welfareの現在と今後     14:30-15:00
                         矢野一男(日本メドトロニック(株))
4.飼育管理者の立場から見たGLP試験と動物福祉             15:00-15:30
                         櫻井康博((株)武田ラビックス)

 総合討論・質疑応答                         15:30-16:15

 懇親会(懇親会会費2000円)                     16:30-18:00


 本研究会の参加を希望される方は,7月8日(金)までに下記Webページにてお申込みください。
参加費は当日に受付でお支払い願います。

参加申し込みWebページURL : https://ssl.form-mailer.jp/fms/7ab67764432349
第60回環境研究会会場案内
申込先(問い合わせ先):日本実験動物環境研究会 事務局
 担当者:福田聡子
Email:  info-jslae●jslae.jp(●を@に変えて送信してください)
Tel : 03-5925-2840 Fax:03-5925-2913




日本実験動物環境研究会編書籍の案内


AAALAC International:第8版ガイドに対応した2011年度版「動物の管理と使用に関する活動計画報告書作成の手引き」
★詳細★

機関誌「実験動物と環境」第38号に掲載した総説「AAALAC International:第8版ガイドに対応した2011年度版『動物の管理と使用の活動計画に関する報告書作成の手引き』に加え、附録として「実験動物のケアと使用に関する指針第8版の内に使われたMust, Should 及びMayの解析」も掲載。

発行:2012年7月14日、定価:1,000円(税込)

『研究機関で飼育されるげっ歯類とウサギの変動要因、
リファインメントおよび環境エンリッチメント
実験室の動物たちの暮らしを良くするために』★詳細★

この著書は動物福祉研究所(Animal Welfare Institute)のウェッブサイトhttp://www.awionline.org/ にて紹介されているが、日本実験動物環境研究会により翻訳、編集したものである。副題W実験室の動物たちの暮らしを良くするためにWで言い表されているように、実験動物の福祉、とりわけ実験動物環境に関し、具体的な方法について記載されている。実験動物関係者のみならず一般の方々にも読んでいただきたい書。

発行:2009年10月1日、定価:1,500円(税込)

『NIH建築デザイン政策と指針』★詳細★

NIH Design Policy and Guideline, November 2003 Edition (USA) から実験動物施設設備建設に関する部分を日本実験動物環境研究会により翻訳されたものである。実験動物施設設備建設にかかわる方々に、是非参考にしていただきたい書。

発行:2009年5月14日、定価:4,000円(税込)

『EUROGUIDE』★詳細★

欧州協定ets123の改訂版附属文書Aに基づきFELASAから出版され、日本実験動物環境研究会により翻訳されたものである。欧州の実験動物事情を理解するうえで極めて貴重な文献であり、実験動物福祉に関心のある方々にとっては必読書。

発行:2009年5月14日、定価:2,000円(税込)


問い合せ先:
〒164-0003 東京都中野区東中野4-27-37

TEL 03-5925-2840 FAX  03-5925-2913
E-mail info-jslae@jslae.jp

HOME(TOP) JSLAE * All rights reserved * 版権所有 厳禁複製